
運命の尋問から数週間後。
ポストに届いた、弁護士先生からの分厚い封筒。
そこには、3年間に及ぶ泥沼裁判の**「最終回答(判決)」**が記されていました。
結果は、勝訴。
・離婚の成立
・財産分与として100万円の支払い命令
・養育費、月6万円
文字が涙で滲みました。
「……やっと、離婚できた!!!」
スマホを持つ手が震え、私の肺の奥にようやく、誰の顔色も伺わなくていい、冷たくて綺麗な空気が入り込んだ感覚でした。
■ 200万円から半減。手元に残った「数万円」
しかし、現実はどこまでもシビアでした。
地方裁判所では「200万円」だった財産分与。しかし高等裁判所の判決では、100万円に減額されてしまったのです。
さらに、弁護士先生への成功報酬や、3年間に及ぶ裁判の諸経費。
それらをすべて差し引いて、私の口座に最終的に振り込まれた金額は……わずか「数万円」でした。
3年もの間、精神を削って泥沼を戦い抜いて、残った現金はたったの数万円。
笑う人もいるかもしれません。「そんなの、割に合わない」と。
でも、私はその通帳の「数万円」という数字を見て、震えるほど嬉しかったのです。
なぜならこれは、「嫌なことがあるとすぐ逃げ回っていた過去の私」が、初めて逃げずに、泥を啜りながら、**自分自身の力でもぎ取った「勝利の証」**だったから。
■ 逃げた先に、幸福はない。
思い返せば、私の転落人生の始まりは「美容室をバックレたあの日」でした。
嫌なことから逃げて、残高数百円になり、流されるままに生きて、モラハラ地獄に堕ちた。
あの時の自分に、今の私は胸を張って言えます。
「逃げたら、不幸が待ってるだけ。でも、逃げずに踏ん張って戦えば、絶対に道は開けるんだよ」と。
大金は手に入りませんでした。
でも、私が手に入れた「自由」と「逃げなかったという自信」は、何百万円積まれても絶対に買えない、一生の財産です。
私にとって、これ以上の勝利はありません。
■ それで良いのです。
両親に結果を報告すると、「本当に、よく頑張ったね。良かったね」と一緒に泣いて喜んでくれました。
どん底からの逆転劇、第1部・完結。
私の手元には、数万円の現金と、どんな地獄でも生き抜いてみせるという「揺るぎない覚悟」が残りました。
さあ、過去の清算は終わりました。次は、新しい戦場へ向かう番です。
私は白衣を纏い、一生食いっぱぐれないための最強の武器、看護学校という名の「第2の門」を叩きます。
私の本当の人生、ここからが本番。
よし、行ってきます!!