
美容師をバックレて、ニート生活を満喫していた頃。
嫌な現実からすべて逃げ切ったつもりでいた私の元に、一通の**「分厚い封筒」**が届きました。✉️💨
中身は、年金事務所からの督促状。
当時の私は、まさに超絶・楽観主義でした。
「えー、今お金ないし無理だよ。見なかったことにしちゃえ!」
と、封筒をそのままゴミ箱へポイッ。🗑️
放置していれば、そのうち何とかなるだろうと本気で思っていたのです。
何度も来る催促の手紙。
でも、当時の私は「嫌な現実をシカトする」プロフェッショナル。
「どうせ、何も起きないでしょ」
……そう高を括っていた、ある日のこと。
一本の電話がかかってきました。
いつもは知らない番号には出ないのに、なぜかその日は、吸い込まれるように通話ボタンを押してしまったんです。
📞 銀行の担当者:
「……凛々様でしょうか。お預かりしている口座が、**『差し押さえ』**されましたので、そのご連絡です。」
「え……? さし、おさえ?」
頭の中は、真っ白。
心臓の音が「ドクッ、ドクッ」と耳元でうるさい。
急いで近くのATMへ走り、震える手で通帳を記帳しました。
ガガガッ、ガガガッ……。
無機質な機械音とともに、私の目に飛び込んできたのは、見たこともない数字でした。
【 残高:数100円 】 💸
逃げ切ったと思った? 甘いよ。
……まるで、そんな冷たい声が聞こえた気がしました。
美容室の厳しい仕事からは逃げられても、国家という「最強の取り立て屋」からは、絶対に逃げられないのだと。
実家に逃げ込んで親に守られていた時は、まだ「誰かが助けてくれる」という甘えがありました。
でも、目の前の「数百円」という数字は、誰のせいでもない。
自分の「無知」と「放置」が招いた、冷酷な現実でした。
わずかな残高の通帳を握りしめて、私はATMの前で立ち尽くしました。
自分の無力さに、骨の髄まで打ちのめされた瞬間でした──。